
日本酒の日とは?WHAT IS JAPANESE SAKE DAY ?
10月1日は「日本酒の日」。日本酒造組合中央会によって1978年に制定されました。
その背景には、日本酒と深い関わりを持つ2つの理由があります。
①酒造年度の始まりが10月だったこと
日本酒は稲作と密接に結びついており、秋に収穫された新米を使って酒造りが始まります。
そのため、かつては 10月1日が「酒造りの新しい年の始まり」 とされてきました。
現在は「酒造年度」を7月1日始まりとしていますが、伝統的には10月こそが「日本酒の元旦」と言える特別な日だったのです。
②十二支の「酉(とり)」と酒の関係
十二支で「酉」は「トリ」と読みますが、もともと古代中国では 「酒壺(さかつぼ)」を象る文字 でした。
つまり「酉=酒の器」を意味しており、その「酉の月」にあたるのが10月です。
このことからも、10月と日本酒は古くから強い結びつきを持っていたことがわかります。
こうした歴史的背景をもとに、1978年に「日本酒の日」として正式に制定され、今日では全国で日本酒を楽しむイベントや乾杯運動が行われるようになりました。
2025年も「日本酒で乾杯!WEEK(9/27~10/5)」やTokyo SAKE Collection(東京・秋葉原)(10/4‐5)、超吟醸祭(池袋)(10/18‐19)など各地でイベントが実施されます。
お家でしっぽりと、イベントに行ってみんなで、日本酒の日を楽しんでみてはいかがでしょうか。
𝄃 日本酒の日に飲みたい!「ひやおろし」
ひやおろしとは❓
🍁秋だけに味わえる特別な日本酒
「ひやおろし」とは、冬に仕込んで春に搾った新酒を一度だけ火入れ(加熱殺菌)してから夏の間じっくり熟成させ、秋口に出荷するお酒 のことです。
通常の日本酒は出荷前に2回火入れを行いますが、ひやおろしは 貯蔵前の1回のみ。そのため、
「搾りたての荒々しさが落ち着き」
「夏の熟成で旨みが増し」
「火入れを最小限にすることでフレッシュさも残る」
という、絶妙なバランスが生まれます。
💫名前の由来
江戸時代、秋になると気温が下がり雑菌の心配も少なくなるため、夏を越した酒を「冷や」のまま蔵から「卸す」=出荷していました。
この習慣から「ひやおろし」と呼ばれるようになりました。
🍶味わいの特徴
✅新酒の若々しさが和らぎ、丸みを帯びた口当たり
✅熟成で旨味と香りが増し、深みのあるコク
✅飲み疲れしにくく、食中酒に最適
冷や(常温)や冷酒でも楽しめますが、ぬる燗にすると旨味が一層引き立ち、秋の夜長にぴったりです。
𝄃「ひやおろし」と「しぼりたて」の違いは?
日本酒の季節限定酒を代表する「ひやおろし」と「しぼりたて」。
同じお酒でも出荷されるタイミングや熟成の度合いで、まったく違った表情を見せてくれます。
🍂ひやおろし
◆冬に搾った酒を春~夏に熟成させ、秋に出荷するお酒
◆角が取れ、まろやかで落ち着いた旨み
◆熟成によるコクと深みがあり、食事と合わせやすい
◆季節の移ろいを感じさせる「秋の味わい」
☃しぼりたて
◆冬に搾った直後に出荷されるお酒
◆フレッシュでガス感が残ることもあり、香りが華やか
◆味わいはフレッシュで若々しく、力強さやピリッとした刺激が特徴
◆「できたての日本酒」をダイレクトに楽しめる
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𝄃 日本酒ヌーボーとは?
「ヌーボー(Nouveau)」とはフランス語で“新しい”という意味。
ワインの世界では、秋に収穫したぶどうを使った「ボジョレー・ヌーボー」が有名ですね。
日本酒にも同じく、その年に収穫した 新米で仕込み、搾りたてを出荷する“新酒” があります。これがいわば「日本酒ヌーボー」。
一般的な日本酒は数か月〜半年以上熟成させて出荷されますが、新酒は搾った直後のフレッシュな状態で味わえるのが特徴です。
✅みずみずしい香り
✅力強いコクと旨み
✅若々しいフレッシュ感
まさに 今しか飲めない“旬の日本酒” と言えるでしょう。
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